Medical Information

 医療機関の皆様へ

れんけい通信」として地域の医院・診療所の皆様へ本院の地域医療室及び診療科のご案内をいたしております。

職 員 紹 介

平成16年4月1日

歯科口腔外科部長 高 済石 こう さいせき

 皆様はじめまして。4月1日付けで歯科口腔外科に着任しました 高 済石 と申します。このたび赤穂にはじめて来ましたが、ここは瀬戸内海の幸や自然環境にも恵まれた、たいへん住みやすそうなところと感じています。

 さて私ですが、平成4年に鹿児島大学歯学部を卒業後、京都大学口腔外科に入局し研修医・医員として2年間勤務したあと、国立京都病院(現:独立行政法人京都医療センター)レジデントとなり口腔外科および麻酔科研修を行いました。
 その後、彦根市立病院、ユニチカ中央病院(現:宇治武田病院)、神戸市立中央市民病院に勤務してまいりました。日本口腔外科学会認定の口腔外科専門医です。

 歯科口腔外科は、口腔と顎顔面に発生するあらゆる疾患に対して診断と治療を行い、損なわれた機能の回復をめざすという診療科です。これまで勤務した病院では、顎骨骨折や歯牙破折などの顎顔面外傷に対する治療、下顎前突や顔面非対称などの顎変形症に対する外科的矯正治療、開口障害や開口時疼痛および雑音を生じる顎関節症に対する治療、歯肉などの口腔粘膜や顎骨に発生した腫瘍に対する治療、そして歯を失ったために生じた咀嚼機能障害に対するインプラント(人工歯根)治療などを中心に学んできました。また、歯槽骨萎縮症に対する義歯やインプラント治療の前準備として行われる歯槽堤形成、オンレーグラアフトやサイナスリフトなどの骨移植、歯槽骨延長について、さらに日常の臨床で頻繁に遭遇する埋伏智歯(いわゆる親知らず)の抜歯、歯性感染による顎骨骨髄炎や蜂窩織炎に対する消炎処置、顎骨嚢胞の摘出なども多く経験してまいりました。
 これらのほか病院の歯科口腔外科の重要な役割として、抗凝固療法や血液疾患などのため出血傾向がある場合、弁疾患で歯性病巣感染による感染性心内膜炎のリスクが考えられる場合、その他易感染性宿主の患者様に対する抜歯を含めた口腔外科的処置を、出血や感染のリスクマネージメント下に行うことがあげられます。
 また昨今は口腔内の慢性感染症病巣が遠隔多臓器にさまざまな悪影響を及ぼすことが指摘されており、特に誤嚥性肺炎の予防や感染性心内膜炎の予防には口腔内の細菌数を減少させることが重要で、そのためには専門的口腔ケアが不可欠です。また糖尿病になると歯周病が進みやすいと言われますが、逆に歯周病のコントロールが悪いと血糖値のコントロールを困難にするとも言われており、ここでも口腔ケアが大切となります。さらに化学療法の副反応として生じる口内炎および歯周炎も口腔ケアを行うことである程度おさえることができます。当科では、上記のような入院患者様に対する口腔ケアの充実や摂食機能の改善に役立てるよう積極的に取り組んでいます。このほか呼吸器科などから依頼を受けて睡眠時無呼吸症候群の治療に用いる口腔内装置の作製も行っています。

 最後に、当院の歯科口腔外科が開設してようやく1年となる時期に赴任させていただきましたが、地域の先生方のご協力のおかげで紹介患者様も増え、病診連携、病病連携が良好に機能しつつあるように存じます。今後も地域の先生方と2次医療機関としての病院とが連携して、それぞれの特徴や得意分野を生かして診療を分担することにより、患者様の口腔の健康により貢献できるよう微力ながら努力精進していきたいと考えておりますので、今後ともご指導ご鞭撻を賜わりますようよろしくお願い申しあげます。

外科部長 松下貴和 まつした たかかず
  この度、4月1日付けで赤穂市民病院外科に着任しました 松下 貴和 と申します。平成4年京都大学を卒業し、京都大学医学部附属病院、丹後中央病院、国立姫路病院(現姫路医療センター)にて外科の研修を行い、京都大学大学院医学研究科消化器外科学講座、Mayo Clinic Transplantation Surgeryにて人工肝臓の研究を行い、京阪奈病院外科に勤務の後、当院に着任致しました。これまで消化器外科、内視鏡外科を中心に臨床に従事してきました。当院でも消化器外科や内視鏡外科を中心に、一生懸命やっていきたいと考えております。

 近年、外科をめぐる状況は劇的に変化しています。僕が外科医に成り立ての頃は癌の患者様に対し、病名告知をすることの方が少数であったのに現在ではほとんどの患者様に病名や症状を告げるようになり、さらには患者様がセカンドオピニオンを求めたり、治療方針を選択したりする時代になってきています。

 治療方針を選択するために必要なのは、正しい情報ですが、インターネットで調べると、いろいろな正誤入り交じった情報を多量に手に入れることができる時代です。新しい情報を仕入れると共に取捨選択をし、患者様に正しい情報を与えることが重要になってきています。
 外科領域での治療法としても、胆石症だけでなく胃癌や大腸癌に対しても十分なリンパ節郭清も含めて腹腔鏡下に行うことが特殊な手術ではなくなってきています。腹腔鏡手術の利点としては、やはり傷が小さいこと、術後早期の離床が可能で早期退院も可能となること、腸管が外気に触れないために術後の癒着が少なくなる可能性があることなどがあります。欠点としては、開腹手術に比べて時間がかかることがあり、また、漿膜に露出した癌や明らかなリンパ節転移がある症例では開腹手術よりも播種の危険が高いかどうかはまだ、不明な状態です。したがって私も適応症例を選択し、積極的に患者様に勧めていきたいと考えております。

 以上、いろいろと思いついた事を書かせていただきました。まだまだ至らない事もあると思いますが、赤穂市周辺の地域医療に少しでもお役に立てたらと存じます。先生方の御指導御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 

内科医師 潮 正輝 うしお まさてる

 このたび、4月1日付けで赤穂市民病院内科に着任いたしました 潮 正輝 と申します。私は滋賀医科大学を卒業後、滋賀医科大学附属病院にて2年間研修を行ってまいりました。私の次の年からはスーパーローテとなり全科を回るようになりましたが、私の年までは内科なら内科と腰をすえての研修でしたので、代謝内分泌・腎臓・神経内科を中心に内科全般についてじっくり研修をさせていただいておりました。

 代謝内分泌内科として、主に糖尿病の患者様を多く診てまいりました。赤穂市民病院内科に着任し、入院患者様の診察・治療等を担当させていただいていますが、物静かで穏やかな方が多いという印象を受けております。

  合併症として糖尿病を持っておられる患者様が多くおられますが、血糖をいかに抑制するかが、以降の合併症発症および進行を遅らせる重要なファクターとなります。滋賀医科大学附属病院では糖尿病教室(糖尿病の一般知識・治療・合併症等の講座)にて入院患者様に勉強をしていただきましたが、当院にも糖尿病教室(教育入院)が月2回2週間ずつあります。糖尿病の患者様がおられましたらぜひ参加していただけますよう、ご紹介いただけましたら幸いかと存じます。
 また、腎臓内科として、腎臓疾患・糖尿病等腎機能障害からの腎不全・透析についても診てまいりました。手術後の腎障害に対する透析施行を含め、血糖不良・腎障害の患者様がおられましたら、ごく初期であってもご連絡いただければと存じます。以上色々と書かせていただきましたが、内科医としてはまだまだ勉強することも多く、今後先生方には何かとお世話になりご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、患者様のために少しでもお役に立てるよう頑張っていきます。代謝内分泌・腎臓内科疾患におきまして何か気になられる患者様がおられましたら症状の程度を問わず、どうぞご相談ください。今後とも何とぞよろしくお願い申し上げます。

update 05/06/2005