Medical Information

 医療機関の皆様へ

れんけい通信」として地域の医院・診療所の皆様へ本院の地域医療室及び診療科のご案内をいたしております。

職 員 紹 介

平成16年4月1日

3人の新任医師を紹介します。

内科医師 一瀬直日 いっせ なおひ

 このたび、4月1日付けで内科に着任しました、一瀬直日(いっせ なおひ)と申します。
 平成11年に京都大学医学部卒業後、北海道室蘭市にある医療法人社団 日鋼記念病院(現 カレス アライアンス)にて2年間の初期研修を修了、同法人 北海道家庭医療学センターにて2年間の家庭医療専門医研修を修了し、北海道のへき地医療に携わりながら地域の第一線で働くための準備をいたしました。その後、滋賀県竜王町の医療法人社団 弓削メディカルクリニックにおいて家庭医療(プライマリ・ケア、地域医療)の実践として、外来診療、訪問診療、往診、乳幼児健診、学校検診、成人検診、在宅ターミナルケア、健康予防活動等をおこない、地域に必要な医療を提供することを第1とし、老若男女関わらず家族丸ごと診ておりました。また同時に滋賀医科大学医学部学生の医学教育指導を行っておりました。このように、これまでの経歴としては地域の先生方と同じ立場で活動してきており、専門は家庭医療/プライマリ・ケアとなります。
 赤穂市民病院では、主に内科の外来と入院を担当し、糖尿病や腎疾患を中心に診させていただきます。また老人保健施設あこうも同時に担当いたしますので、地域の先生方に日ごろ診ていただいている利用者の方々とも関わることが多くなるかと思います。これまでは内科重症例を病院に紹介する立場でしたが、これからは紹介を受ける立場となります。
 地域で働いていた経験を活かした視点で受療者の方々のケアにあたりたいと思います。病診・病病連携の強化に役立てるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
 

 

歯科口腔外科部長 白井泰彦 しらい やすひこ
 はじめまして。
 今回赤穂市民病院歯科口腔外科設立にあたり、初代部長を勤めさせていただくことになりました白井泰彦と申します。
 出身は滋賀県草津市で東京医科歯科大学歯学部を平成6年に卒業後、京都大学医学部口腔外科に入局研修し、麻酔科研修と福井県立病院赴任を経て、平成9年京都大学大学院入学。平成13年学位取得後、平成15年に口腔外科専門医を取得いたしました。
 臨床ではほぼ口腔外科全般の手技および知識を習得してきましたが、中でも近年目覚しい手法の変化を遂げてきている顎矯正手術ならびにインプラント治療に力を入れて勉強してまいりました。しかしながら、地域に密着した2次医療機関にするべく今後は麻酔科研修で培った知識を生かして全身状態の良くない患者様の歯科治療や蜂窩織炎等の炎症性疾患にも真剣に取り組んでまいりたいと考えております。 さて、一般の開業医の先生方の中には口腔外科とはあまり馴染みない方もおられるかもしれませんが、どのようなことをしている診療科と申しますと歯ならびに咬合(咬み合わせ)に関連した顎顔面口腔領域の疾患を治療する分野とお考えいただきたく思います。
 例えば外傷にて顔面骨折の患者様が来られた場合、整復は咬合再構成を中心とした治療を行います。
 また耳の前や周囲が痛いと耳鼻科の先生方から御紹介いただくことがあり、その場合顎関節疾患であることが多く治療法としてはまず咬合による顎ならびに周囲組織への負担の軽減が中心となります。口が開かなくなった方も口腔外科の治療対象となることが多くこうしたケースは関節腔穿刺の適応となることがあり、その治療は京都大学口腔外科の最も得意とする分野であるため是非ともご紹介いただきたく思います。

 また掌蹠膿疱症や扁平苔癬といったケースも皮膚科よりご紹介頂き、口腔内の慢性炎症に対して治療を行うことや装着中の金属を除去することで症状が消失したケースも見られました。誤嚥性肺炎のケース、あるいは原因不明の発熱の原因が歯の炎症に起因した菌血症のケース、化学療法前や移植前の歯科治療も病院歯科の役割として重要な役割を果たしてまいりました。
 また頭頚部領域の放射線照射による放射線性下顎骨骨髄炎にも悩まされてきました。フルドーズ照射されたケースの抜歯は禁忌であるため、予知性の悪い歯に関しては予め術前に処置しておけばこうしたことは未然に防げたと考えます。当外来ではストレッチャーのままでも治療が可能となるよう設計されておりますので遠慮なく他の入院施設からもご紹介ください。
 また最近では睡眠時無呼吸患者に口腔内装着用の無呼吸スプリントを耳鼻科、内科からの依頼で作成し、簡易な装置であるため多くの患者様に喜んでいただいておりました。今年より同スプリントが保険適応となったため、多くの先生方からの呼吸器科を通じたご紹介をお待ちいたしたく思います。
 最後に私が今まで中心に行ってきた顎矯正ならびにインプラントですが、これらもまた咬合関係の改善に欠かせない治療であります。咬み合わせが悪いとまず矯正治療を連想される方が多いと思いますが、審美的な改善を含んだ成人矯正治療あるいは最近の急速矯正には顎矯正手術は欠かせません。最近ではより早く矯正を行うためにインプラントを併用した矯正治療も行われるようになってまいりました。また近年目覚しい進歩を遂げているインプラント治療においてもより自然な人工歯の再現を図るために顎矯正手術と併用する治療、骨を移植するインプラント前外科治療が不可欠になってまいりました。私どもはこうした治療をなさっている開業歯科医の先生方とも積極的に連携していき、大学病院などで行われている高度先進医療の治療レベルに肩を並べられるようまい進していきたいと考えております。
 このように2次医療機関のなかにおける歯科口腔外科の役割が数多く存在していることをこの開設の機会に一人でも多くの先生方にも理解して頂き、是非とも先生方と協力して地域完結型の医療を提供するのが赤穂市民病院歯科口腔外科を開設してくださった赤穂市の皆様に対する じょ恕 (おもいやり) と考えます。全身の中の一領域としても口腔外科というのは高齢化社会において益々重要になると考えられ今後とも是非先生方に賛同頂き、一人でも多くの患者様をご紹介頂けるよう精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。
 なお、当科へご紹介いただく場合も他科へのご紹介と同様に地域医療室にて承っております。

update 05/07/2004