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・全国公立病院連盟会長
・全国自治体病院協議会副会長
・全国公私病院連盟副会長
・日本病院会理事
・兵庫県病院協会副会長

 として、日本の医療を良くしようと頑張っておりますので、患者の皆様方のご支援をお願い申し上げます。


 なお、当院の院是は

(おもいやり)

 キャッチフレーズは

よい医療を効率的に地域住民と共に!!

です。

 

ノーモア低医療費政策

 後期高齢者の医療政策が議論されている。会議の資料を見る限り、学者や関係団体からのヒアリングやレクチャーに止まっている感が強い。7月の参議院議員選挙が終わらないことには具体的な方向を打ち出せないのかもしれない。リハビリテーションや療養病床と同じように拙速に受け皿のない改革とならぬよう、早めにたたき台を示してほしいものである。
 特に自己負担や包括制などは、若いときから長年働き、多額の保険料をかけ、あまり医療費を使わなかった優良被保険者に対して、どのような形で保険料を還元するのか説明責任が必要であろう。さもなくば、若い人達は医療保険からますますそっぽを向くだろう。正直者が損をする格差社会をどうして”美しい国”などと言えよう。

 夕張市民病院の民営化に見られるように、地方の公立病院は財政難と医師などのマンパワー問題でダブルパンチの状況に加え、人口減というマーケットの減少で厳しい状況下におかれている。民間病院なら小児科や産婦人科、救急など不採算部門の廃止や縮小も可能であろうが、公立病院は住民の付託を受けて設立されているので抵抗が強い。効率が悪くても地域のセーフティネットとして必要なのである。
 医療機関が撤退した地方では、都会に住む子どもや孫達が老人を迎えに来て、県庁所在地の老人ホームなどに引き取ってゆく。集落は消滅の危機に陥っているのである。去年の豪雪の時に浮き彫りになった雪国だけでなく、関西の中小の都市にも及んでいる。
 私は、教育機関と医療機関は、朝食を食べた後に通い、遅い昼食が自宅で摂れる距離になければならないと思っている。病人やハンディキャップのある人、学童などは遠くへ通えないし、リスクが大きい。江戸の頃から明治にかけて確立した日本の国策とも言うべき人材育成が豊かになった平成の時代に美しい国を目指す人達によって粉砕されつつあるのは嘆かわしい限りである。
 霞ヶ関や大手町、銀座、六本木だけが美しければ地方はシャッター通りでもよい、というのなら近くの独裁国家と変わらない。選挙の時しか地方に来ない東京生まれの2世議員が多い状況では地方の声は届きにくく、東京の視点が強いマスコミにも期待できない。次回診療報酬がこの路線のままならもう限界であろう。
 都市の有権者ももう少し地方のことを考えていただかなければ、盆や正月の民族大移動や里帰り分娩もなくなり、都会だけの無機質な国になってしまう可能性が強い。サッチャーの低医療費政策で滅茶苦茶になった英国の医療はブレア政権だけでは無理で回復にはまだまだ時間がかかりそうである。そうなる前に心ある政策変更を強く願うものである。

週刊社会保障No2429より

update 05/02/2007