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・全国公立病院連盟会長 ・全国自治体病院協議会副会長
・全国公私病院連盟副会長 ・日本病院会理事
・兵庫県病院協会副会長

 として、日本の医療を良くしようと頑張っておりますので、患者の皆様方のご支援をお願い申し上げます。


 なお、当院の院是は「(おもいやり)

 キャッチフレーズは「よい医療を効率的に地域住民と共に!!」です。

 

研修病院に手を挙げよう

 皆様あけましておめでとうございます。
 今年も医療界には厳しい時代が続きそうである。われわれ公立病院には、地方独立行政法人の問題や経営形態の改変、広域化に伴う病院の機能分化、繰入金の減少、政策医療・不採算医療の実例提示など課題が山積しているが、今稿は正月号でもあり明るい話題、医師卒後研修の新制度について夢を語ってみたい。

 現在の医師卒後研修は、世界に例を見ない滅茶苦茶な制度であったと言っても過言ではない。卒業した母校に囲い込まれ、無給に近い状況で、落語家や歌手の内弟子のごとく教えてもらうと言うより見て盗めという状態であった。内弟子ならまだ家と飯がついているが、これも自前。過労死まで出る始末。
 それが35年ぶりに変わるのである。
 前文が良い。研修の目的は、まずプライマリケアのできる普通の医師を育て、その後に専門的研修に移行するというものである。
 医師はその生涯を通じて70%が一度は開業すると言われている。開業すれば、多かれ少なかれ地域医療というプライマリケアに関与することになり、輪番の休日当番や救急体制にも組み込まれるのである。また、勤務医として病院に勤めたとしても当直や日直もあり、専門科の診療だけで終われるのは大学や一部の専門病院だけである。
 にもかかわらず卒後すぐに専門科のみを研修するというのはどう考えても奇妙である。専門科の医師が当直するとほとんどの科の医師が呼び出される。当直というより振り分け担当者である。
 看護師に聞きながら急患を診る医師やテキストを見ながら処方する医師を大勢見てきた。こんな医師に患者が二通りの反応を示すのが面白い。一つ目の反応は、不安だ、治りそうもない、もっとましな医師を当直させろと訴えてくるグループ。もう一つは、本まで読んで熱心に診てくれ好感が持てた、不確かな知識より確実な治療をやってもらって感謝しているというもの。どちらが正解なのであろうか?

 次に2次医療圏に少なくとも一つの研修病院が指定されることになり、どんな地域にも若い医師が来る機会が増えたのである。
 今まで大都市の小型大学病院と大学病院附属病院に若手が集中し、地方には大学の医局人事で半ば強制的に派遣される人がほとんどであった。地方にもチャンスが与えられることになったのである。
 私のように地域医療一筋に生きてきたものにとっては夢のような話である。患者さんが危篤にもかかわらず、医局へ人事のお願いに夜汽車に乗った悪夢のような日々を忘れ去る時代が到来するのか、と今から胸を躍らせている。

 昨年末、当院で6年あまり勤務した若い独身医師が辞められた。「患者の家族の中には、親を病院に押しつけ自分で看ない子どももたくさんいた。私は親を診るために故郷の山梨で医院を開業します。」と。
 こんな医師を一人でも多く育て、大都市偏在の現状を打破したい。
 大勢の研修医が病棟を闊歩する姿が目に浮かぶ。私だけの初夢に終わらせたくない。皆様には是非ともこの戦いに参加してもらいたい。独立型や管理型、協力型でも結構。多くの病院が研修病院に手を挙げるよう努力しようではありませんか。
 この機会を逃せば、永遠に良い医師は育たない気がする今年の正月である。

 共に頑張りましょう !!

震災9年 癸羊 正月

公私病連ニュース 第293号より

update 01/15/2003