Information of Oral and Maxillofacial Surgery & Hospital Dentistry

歯科口腔外科

 

image 診療の実際

 

顎変形症
 咬合(咬み合わせ)が著しく悪い場合や顔貌・骨格的に問題(受け口や出っ歯)がある方を中心として手術により顔貌と咬合改善をはかります。当科での入院期間は約1週間で、保険の適用となります。また、成人の方を中心に歯列矯正期間を短くするお手伝いも当科で行っております。これは外来のみで局所麻酔による治療もしくは短期入院での治療をご選択いただきます。これらは、ほとんど口の中から手術を行いますので顔に傷は残りません。なお、一般の歯列矯正は当科では扱っておりません。

術後 術前

顎関節症
 顎の関節は耳の前にあり、口を開けようとすると音が鳴ったり、痛くなったり、口が大きく開けられなかったりし、顎関節症の疑いがあり、専門的な治療が必要です。当科では顎関節外科に対する関節鏡視下手術(内視鏡)の専門医がおり、傷跡を残さない手術が可能です。
 まれに難治性の場合は腫瘍や炎症が原因でこうした症状が生じていたりすることもありますので、受診をお勧めします。


顎関節鏡

顎顔面歯科インプラント
 交通事故や腫瘍などで失った歯や顎骨に対して、インプラントを利用し歯や顎の再建(元の咬み合わせに回復すること)を行っております。当院ではCT画像解析装置(埋込シュミレーション)にて手術前に顎骨の状態を詳細に把握することが可能です。
 地域の歯科医院の先生方からの骨移植のみのご依頼、CT検査のみのご依頼も歯科口腔外科にて承っております。ぜひご利用ください。


外来手術室

埋伏歯などの抜歯
 親知らずや過剰歯などの抜歯を専門的に行っています。
 患者様の状態と手術侵襲の程度により、1)外来手術室 2)中央手術室を使いわけ、1)局所麻酔 2)鎮静法の併用、さらに 3)入院下での全身麻酔により対応しております。

歯牙破折および歯牙脱臼
 転倒や交通事故などで歯牙破折および歯牙脱臼が生じることがあります。幼児や高齢の方に多いです。
 外傷時に口の中に出血を認めた場合は必ずこれが生じていないか検査する必要があります。

上下顎骨折
 交通事故やスポーツ、様々なアクシデントにより顎の骨が折れることがあります。口の中の出血や咬合不全(咬み合わせがおかしい)に加えて、顎が痛い、口が開かないなどの症状があります。
 手術は口の中から行いますので、手術瘢痕は術後ほとんど目立ちません。


下顎骨骨折

外来スタッフ

歯性炎症
 歯が原因(虫歯や親知らず、歯周炎など)で口の中や顔・顎が腫れたり、鼻が詰まったり、ものを飲み込むときに痛みを生じる場合などがあります。切開や点滴が必要であることが多く、入院が必要になる場合もあります。

嚢胞(のうほう)
 主に歯が原因で生じるもので、歯の根っこの先や顎骨の中や口唇などの粘膜に袋(嚢胞)ができることがあります。
 自覚症状に乏しいのですが気がつくと大きくなっていることがあります。放置すると感染して大きく腫れたり、顎の骨が折れる原因にもなります。

口腔腫瘍
 舌や歯肉(はぐき)、頬粘膜などに生じる出来物や潰瘍(かいよう)のことをいいます。
 悪性の場合もあるので、確定診断をしておいたほうがいい場合もあります。自分で判断するのではなく専門医の診断を受けられることをお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群
 睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上見られる場合をいいます。
 大きないびきが特徴で、睡眠中の呼吸停止によって目が覚め、不十分な睡眠のために昼間の眠気が強いなどの症状があります。
 当科では、呼吸器科と連携して口腔内装具(マウスピース)による治療を行っております。いびきに対しては90%以上の方に効果があります。睡眠時無呼吸症候群の方への装具作製は保険適用ですが、いびきのみの診断の方の場合は自費扱いとなります。

病院歯科(有病者歯科診療)
 心疾患、血液疾患あるいは肝疾患などで出血傾向がある方、高血圧や喘息の既往があり全身管理下での処置が必要な方などかかりつけ医が当科での治療を要すると判断、ご紹介いただいた患者様の抜歯や治療を行っております。
 当院入院中の患者様の治療にも対応しており、退院後はかかりつけ医にご紹介させていただきます。
 また、かかりつけ医での治療に対する相談(セカンドオピニオン)も承っております。しかしながら、診断にいたった経緯、治療経過、処置内容などが判らないと十分なご説明ができませんので、必ず治療経過報告(診療情報提供書)をご持参ください。

update 08/18/2006